忙しいのに利益が残りにくい中小製造業の共通点
中小製造業の経営者の方から、次のようなお話を伺うことがあります。
「仕事はある。工場も忙しい」
「それでも思ったほど利益が残らない」
もちろん会社ごとに状況は異なりますが、いくつか共通して見られるポイントがあります。
原価が整理されていない
製造業では、材料費や外注費は把握されていることが多いですが、次のような要素が十分に整理されていないことがあります。
- 加工時間
- 設備費
- 工場の間接費
こうした要素が整理されていないと、製品ごとの採算が見えにくくなることがあります。
見積の根拠が曖昧になりやすい
見積は多くの場合、これまでの経験や取引先との関係、過去の価格などをもとに決められています。
これは自然なことですが、数字の裏付けが少ない場合、採算が見えにくくなることがあります。
特に次のような数字が整理されていないと、見積の判断が難しくなることがあります。
- 加工時間
- 工場の時間単価
工場の数字が経営判断に使われていない
売上や利益などの数字は確認していても、次のような情報が整理されていない場合があります。
- 製品ごとの採算
- 工場の稼働状況
- 部門別の利益
こうした情報が整理されていないと、経営判断に活かしにくくなることがあります。
まず整理すると良い数字
こうした場合、最初に整理すると効果が出やすいのが工場の時間単価(時間チャージ)です。
時間単価が整理されると、次のような点が見えやすくなります。
- 見積の根拠
- 仕事ごとの採算
- 工場の利益構造
まとめ
忙しいのに利益が残りにくい中小製造業では、次のような点が共通して見られることがあります。
- 原価が整理されていない
- 見積の根拠が曖昧
- 工場の数字が経営判断に使われていない
こうした場合、まずは工場の時間単価(時間チャージ)を整理することで、見積や利益構造の見え方が変わることがあります。
時間チャージチェックについて
当事務所では、中小製造業向けに工場の時間単価を整理する「時間チャージチェック」を行っています。
見積や原価管理の考え方を整理するきっかけとしてご活用いただけます。
